湯ざまし

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2017年11月分(↓日付をクリックで移動)

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ひなおろし (2017年11月18日)

姫始め という言葉はそう使わないからだろうか、違って覚えている人がいるようだ。「雛はじめ」と「姫おろし」を聞いた。だいたい文脈でそれと分かるのだから、その程度では意味上の違いもなく通じる。

かき初めだってあてこすりだって、隠語といえばそうして通じるのである。

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日照りの海辺に連れ込み宿の

敷布を集めて車が走る

土手にはいかにも幸せですと

誰かをいつわるジョガーの夫婦

セルシオがひだるげに

インプレッサは不安げに

カローラは空元気

スーパーへ向かう

 

あしたは月曜 連れ込み宿と

土手を隔てた浜辺の花火

誰もわざわざ香水つけて

若さが自転車走らせる

セルシオは盛り場に

インプレッサはコンビニに

カローラはガレージに

誰も知らない

 

かわら (2017年11月26日)

数週間に一度歯が折れている。

歯医者はしょうがねえなという感じで処置する。

殴り合いをしているわけでもない。ただ折れる。

びっくりするくらい小さな歯医者で、先生がお一人で全部やる。電話に出て予約を受け、受付から会計まで。毎回15分以内に終わる。保険の請求なんかも全てやるのだろうか。

診察台も一つしかないから、麻酔を打ってもたぶん効く前に削りはじめている。うちに戻ると麻酔が効いてくる。

 

だいぶ前のことだが、湯島の天神さんで絵馬を眺めていた。その時はっと気付いたのがカンコー学生服のことである。ああ、菅公、と思うとへたり込みそうになった。

 

早晩かもしれないが働けなくなって部屋を追い出された時、寺社に向かうだろうか。何となくだが、僕は自分が河原か海辺に向かうだろうと思うのである。

 

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作成:とね(info アットマーク yuzamashi.net)