湯ざまし

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2011年7月分(↓日付をクリックで移動)

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音引き (2011年7月2日)

更新しない間に一月経ってしまった。「一月経って」と入力したとたん、「月経」という文字が浮かび上がってドキッとする。

去年の11月のこと、髪を切った後の少し恥ずかしい気分のまま駅ビルのマクドナルドでお茶を飲んでいた。30前後の男女がポテトを真ん中にしてボジョレー・ヌーボーについて話している。

男「ボジョレー・ヌーボーが…」
女「ボージョレ・ヌーボーっ」
男「ん?」
女「だから、ボジョレー・ヌーボーじゃなくて、ボージョレ・ヌーボーなのっ」

男性の「ボジョレー・ヌーボー」という言葉を聞いて、すかさず女性が発音を正そうとしているようだった。「わかっちゃいない」と言わんばかりの「小さいツ」である。ドラマの中でしか聞かないような、見事な「小さいツ」だ。ピンとどこかに触れたらしい。

一緒になって怒られているような気分でシュンとした。5秒間ほど目をつぶって店を出た。

そういえばボジョレー・ヌーボーを飲んだことがない。

誰じゃ (2011年7月14日)

実際にそんな話し方をしているひとはいないのに、イメージとして使われる話し方というのがある。「ワレワレハウチュウジンダ」「冗談じゃなくってよ」「チミチミ、間違っとるだろう」…。

役割語などと呼ばれるらしい(生半可な知識)。「博士」だと一人称は「ワシ」で、語尾が「じゃ」になる。「ワシの研究所に無断で入ったやつは誰じゃ!」という具合だ。

更新していない後ろめたさから適当なフリで始めてしまったが、ここのところのダジャレを書いてお茶を濁しておく。検索するとたくさんありそうなので、見ないようにしている。

梅じゃないもん、桜田門

パブロンの犬

でろれん祭文アンドガーファンクル

101回目のファブリーズ

詩吟 in the rain

パン粉屋さん21

洗濯機フライドチキン

身欠きミシン

倦怠期フライドチキン

もちろん役割語は言葉ひとつで説明が要らなくなるから漫画やドラマで便利に使われている。役割語を逆に利用しているような具合なのが、デビ夫人や、叶姉妹や…、確かに漫画っぽい感じの人たちだ。

クダッチ (2011年7月26日)

伊豆大島の地名が面白い。カタカナ表記なのと、あとは語感。たとえば「東京都大島町差木地(さしきじ)クダッチ」。何かの書類で見て冗談かと思ったら本当だった。

アジコノナホウ。ツボツボ。クヅアラ。何があるのかぜひ行ってみたいが、気軽には行けなさそうだ。ストリートビューも無い。

「たまごっち」が流行ったころ、子供たちの間で「●●っち」というあだ名が増えた。「田中っち」といった要領なのだが、別所くんは「べっち」だった。

「●●っち」に当てはまらないあだ名も今思うとぐっとくるものが多い。山舗くんは「やまん」、石塚くんは「づっかん」だったが、飯塚くんは「いいづっかん」である。石塚くんのほうが先に決まったことがすぐ分かる。

ガス (2011年7月31日)

朝の四時前に地震があった。たまたま起きてテレビをつけていたので、緊急地震速報が入るところを見た。

なぜ起きていたのかというと、前夜に淡麗のロング缶を飲んで知らないうちに寝ていて、早く目がさめてしまったからである。東京MXで「電人ザボーガー」というよく分からない特撮物を再放送していたので、ぼんやりと見ていた。

いいかげんお湯でも使おうと思ってシャワーを出したがいっこうに温かくならない。給湯スイッチを見に行くとエラーのような表示が出ている。あー。

まあいいやと思って水シャワーを浴びた。

少し考えると、どうも地震のせいでガスの安全装置が働いたらしい。そういえば三月の大きな地震の際にも同じことがあった。ガスメーターに解除のスイッチがあるので、押しに行く。

アパートのガスメーターは、一箇所に全戸の分が並んでいる。安全装置が働いていることを示す赤いランプが点滅しているが、光っているのがうちのガスメーターだけなのだ。

ふだんは寝ていると地震にも気づかないのだが、起きていたのがまずかったか。もし寝ていたら、朝、何事もなくお湯が出て、テレビで地震があったことを知ったのかもしれない。

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作成:とね(info アットマーク yuzamashi.net)